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こんにちは、みる(@mill_tesagyo)です。
「オフロードを始めてみたいけど、どんなブーツを選べばいいか分からない。」私も初めてオフロードバイクを始めた時は、何を揃えればいいのか全く分かりませんでした。そこで近くのバイク用品店へ相談したところ、「この辺ならナップスさんがオフロード用品に強いですよ。」と専門店を紹介してもらい、そこで装備選びについて詳しく教えていただきました。その後、実際に購入したブーツで林道ツーリングやトライアルを経験したことで、「初心者が最初に知っておけば良かったこと」もたくさんありました。この記事では、ショップで教えてもらった内容と、私自身が実際に使って感じたことを交えながら、初心者向けにオフロードブーツの選び方を紹介します。
この記事で分かること
- オフロードブーツが必要な理由
- 初心者が最初に考えるべきこと
- ブーツの種類と違い
- アドベンチャーバイク向けブーツの選び方
- サイズ選びのポイント
- 初心者におすすめのブーツ
オフロードブーツを選ぶ前に「何をしたいか」を決めよう
オフロードブーツは、見た目や価格だけで選ぶものではありません。まず最初に考えるべきなのは、「どんなオフロードを走ってみたいか」です。実際にナップスで装備選びをした時も、最初に聞かれたのはこの質問でした。
ショップで実際に聞かれた質問
店員さんから聞かれた内容はこちらです。
- フラット林道をスピードを出して走りたいですか?
- 獣道を開拓して走りたいですか?
- モトクロスをやりたいですか?
- エンデューロのようなガレ場を走りたいですか?
- 古いオンロード用の装備は持っていますか?
特に最初の2つの質問が重要で、やりたいジャンルによっておすすめするブーツが変わるとのことでした。また、「最初はエントリーモデルを買っても、本格的にハマると買い替えたくなる人が多いので、やりたいことが決まっているなら最初から少し良いものを買うのもおすすめですよ。」というアドバイスもいただきました。これはオフロードに限らず、どんな趣味にも共通する考え方だと思います。
私がやりたかったこと
私が店員さんへ伝えた内容はこちらです。
- 田舎の獣道を走ってみたい
- エンデューロにも挑戦してみたい
- オンロード装備はジェットヘルメット・フルフェイスを持っている。
その結果、おすすめされたのがガエルネ ED PROでした。現在も林道ツーリングやトライアルで使用していますが、初心者の最初の一足として非常に満足しています。
オフロード装備は「下から揃える」のが基本
ヘルメットやプロテクターを最初に買うと思われがちですが、ショップでは「まずはブーツから選びましょう。」と言われました。その理由は、オフロードではジャンルによってブーツの種類が大きく異なるからです。ブーツが決まれば、それに合わせてプロテクターやウェアを選びやすくなります。
オフロードブーツの種類
オフロードブーツと一言で言っても、実は目的によって種類が異なります。モトクロス・エンデューロ・林道・トライアルでは、走る場所やバイクの扱い方が違うため、それぞれに合わせたブーツが作られています。まずは違いを一覧で見てみましょう。
| 種類 | プロテクション | 可動域 | おすすめ |
|---|---|---|---|
| モトクロス | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | モトクロス |
| エンデューロ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | 林道・エンデューロ |
| 林道・獣道向け | ★★★☆☆ | ★★★★★ | 林道・獣道 |
| トライアル | ★★☆☆☆ | ★★★★★ | トライアル |
| アドベンチャー | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ツーリング+林道 |
では、それぞれの特徴を詳しく紹介します。
モトクロスブーツ
「高速で転倒しても足を守る」ことを最優先に設計されたブーツです。モトクロスはジャンプや高速走行が多く、転倒時には大きな衝撃が足へ伝わります。そのため、ブーツはギブスのように硬く作られており、足首の可動域を制限する代わりに、高いプロテクション性能を備えています。また、ソールはコーナリング中に足を前へ出しても地面へ引っ掛かりにくいよう、比較的フラットな形状になっています。歩きやすさよりも、安全性を最優先にしたブーツと言えるでしょう。
主な特徴
- ギブスのような硬い作り
- 転倒時の足首やすねをしっかり保護
- ソールは比較的フラット
- 高速走行やジャンプ向け
代表的なモデル
- アルパインスターズ Techシリーズ
- ガエルネ サイファーJ
エンデューロブーツ
「乗ること」と「歩くこと」のバランスを重視したブーツです。エンデューロでは林道やガレ場、ぬかるみなど、さまざまな路面を走ります。転倒することもありますが、途中でバイクを押したり、押し歩きをしたりする場面も多いため、モトクロスブーツほど硬くはありません。足首にはヒンジ機構を採用しているモデルが多く、上下方向へ自然に動かせるため、操作性も確保されています。(ただし、左右への動きは不可)ソールには深いブロックパターンがあり、ぬかるみや岩場でも滑りにくいのが特徴です。
主な特徴
- ヒンジ付きで足首が動かしやすい
- ソールに凹凸があり歩きやすい
- 林道やガレ場でもグリップしやすい
- 安全性と操作性のバランスが良い
- 足首などの側面側のプロテクターはない(一部はある)
代表的なモデル
- ガエルネ FASTBACK
林道・獣道向けブーツ
「足を使ってバイクをコントロールする」ことを重視したブーツです。私が使用しているガエルネ ED PROも、このタイプに分類されます。林道や獣道では、不安定な場所でバイクを押したり、斜面で踏ん張ったりする場面が数多くあります。そのため、足首の可動域を広く確保し、地面へしっかり力を伝えられるよう設計されています。革製のモデルが多く、モトクロスブーツのような大型の樹脂プロテクターは少ない代わりに、歩きやすさと操作性に優れています。また、ソールには深いブロックパターンが採用されているため、ぬかるみや砂利道でもしっかりグリップしてくれます。私は林道ツーリングやトライアルで使用していますが、歩きやすさと安全性のバランスが良く、初心者の最初の一足として満足しています。
主な特徴
- 革製で可動域が広い
- 不安定な場所でも踏ん張りやすい
- 歩きやすくツーリングにも向いている
- 林道や獣道との相性が良い
代表的なモデル
- ガエルネ ED PRO
トライアルブーツ
「バイクを足で操る」ために作られたブーツです。トライアル競技では、ジャンプや高速走行ではなく、低速で正確にバイクをコントロールすることが求められます。そのため、5種類の中では最も柔らかく、足首や足裏の感覚を重視した作りになっています。岩場や丸太を越える際にも細かな体重移動がしやすく、車体との一体感を得やすいのが特徴です。一方で、高速走行を前提としたブーツではないため、林道ツーリング中心の方はエンデューロブーツやED PROのようなモデルを選ぶ方が使いやすいでしょう。
主な特徴
- 足首の可動域が最も広い
- 足裏感覚をつかみやすい
- 繊細なバイクコントロールができる
- トライアル競技向け
代表的なモデル
- ガエルネ Balance XTR
それぞれに特徴がありますが、初心者の方は「自分が何をしたいか」で選ぶことが一番大切です。次に、目的別にどのブーツを選べば良いのかを紹介します。
アドベンチャーバイク向けブーツ
アドベンチャーバイクでツーリングと林道の両方を楽しみたい場合は、アドベンチャーバイク向けのブーツも選択肢になります。アドベンチャーバイクは、高速道路や一般道を長距離走る一方で、林道や未舗装路へ入ることもあります。そのため、モトクロスブーツのようにプロテクションだけを重視するのではなく、
- 長距離ツーリングでの快適性
- 防水性
- シフト操作のしやすさ
- 林道でのグリップ
- 歩きやすさ
- 足を保護する性能
など、オンロードとオフロードのバランスが重要になります。
私がED PROからアドベンチャーブーツを検討した理由
私はこれまで、ガエルネのED PROを林道ツーリング用のブーツとして使用してきました。実際に林道や獣道を走ったり、トライアルバイクに乗ったりしていますが、ED PROには非常に満足しています。歩きやすく、ソールのグリップもあり、林道でバイクを降りて歩くような場面でも使いやすいブーツです。そのため、ED PROに大きな不満があるわけではありません。ところが、テネレ700に乗るようになってから、少し考え方が変わってきました。テネレ700では林道だけを走るのではなく、自宅 → 高速道路 → 一般道 → 長距離ツーリング → 林道というように、舗装路を長時間走ってから林道へ入ることがあります。そこで、「もっとツーリングに適したブーツはないかな?」と考えるようになりました。そこで候補になったのが、ガエルネのG-ADVENTUREとG-MIDLANDです。
G-ADVENTUREとG-MIDLANDを比較
どちらもアドベンチャーバイクとの相性が良いブーツですが、実際に比較してみると、それぞれに特徴があります。
| 比較項目 | G-ADVENTURE | G-MIDLAND |
|---|---|---|
| 方向性 | オフロード寄り | ツーリング寄り |
| 防水性 | ○ | ◎ |
| シフト操作 | ◎ | ○ |
| つま先 | 薄め | 厚め |
| ソール | 凹凸が深い | 凹凸は比較的浅い |
| 林道での歩きやすさ | ◎ | ○ |
| ツーリング | ○ | ◎ |
| 価格 | 安い | 約2万円高い |
G-ADVENTUREはシフト操作と林道を重視
G-ADVENTUREで特に気になったのが、つま先部分の薄さです。G-MIDLANDと比較するとつま先が薄いため、シフトペダルを操作するときにはG-ADVENTUREのほうが扱いやすそうだと感じました。テネレ700では舗装路を長時間走ることも多く、シフト操作のしやすさは意外と重要です。また、ソールの凹凸もG-MIDLANDより深めです。林道を走るだけでなく、バイクから降りて砂利道や斜面を歩くことを考えると、しっかりした凹凸のあるソールは大きなメリットになります。そのため、「テネレ700で林道へ行くことを重視するならG-ADVENTURE」という選び方ができそうです。
G-MIDLANDは防水性能がすごい
一方、G-MIDLANDで強く印象に残ったのが防水性能です。実際に試してみたところ、足首くらいまで水に浸かってもブーツの中まで濡れませんでした。バイクツーリングでは、突然の雨に遭うこともあります。特にテネレ700で長距離ツーリングをしていると、
- 雨の中を走る
- 水たまりを通過する
- 林道の水が流れている場所を走る
- バイクを降りて濡れた路面を歩く
といった場面があります。こうした状況では、ブーツの防水性能が高いことはかなり大きなメリットです。また、G-MIDLANDはG-ADVENTUREと比べるとつま先が厚めで、ソールの凹凸も浅めです。そのため、林道での歩きやすさやシフト操作だけを考えるとG-ADVENTUREのほうが魅力的に感じます。しかし、「雨を気にせず長距離ツーリングをしたい」という目的なら、G-MIDLANDの防水性能はかなり魅力的です。
約2万円の価格差をどう考えるか
ここがG-ADVENTUREとG-MIDLANDを選ぶときに悩むところです。G-MIDLANDはG-ADVENTUREより約2万円高いため、単純に「高いほうを買えばいい」とは言えません。G-MIDLANDの魅力は、何といっても高い防水性能です。一方でG-ADVENTUREは、
- つま先が薄い
- シフト操作がしやすそう
- ソールの凹凸が深い
- 林道で使いやすそう
- 価格が安い
というメリットがあります。つまり、約2万円の差は単純な性能差ではなく、どこを重視するかによって価値が変わります。
G-ADVENTUREがおすすめな人
- テネレ700で林道へ行くことが多い
- シフト操作のしやすさを重視する
- 林道でバイクを降りて歩くことが多い
- ソールのグリップを重視する
- できるだけ費用を抑えたい
G-MIDLANDがおすすめな人
- 長距離ツーリングが中心
- 雨の日も走ることがある
- 防水性能を重視したい
- 高速道路や一般道を長時間走る
- 約2万円高くても防水性能を優先したい
テネレ700ならどちらを選ぶ?
私の場合、すでにED PROを持っているため、ここが少し悩ましいところです。ED PROは林道用として非常に満足しています。そのため、テネレ700用として新しいブーツを購入するなら、ED PROと役割が被らないことも重要になります。林道での歩きやすさやグリップを優先するならG-ADVENTUREがありますが、ED PROも林道では十分使いやすいブーツです。そう考えると、「テネレ700では長距離ツーリングを快適にしたい」という目的なら、約2万円高くてもG-MIDLANDを選ぶ意味が出てきます。逆に、「ED PROよりもテネレ700で使いやすい林道向けブーツが欲しい」という目的なら、G-ADVENTUREのほうが候補になりそうです。今のところ私自身も、G-ADVENTUREとG-MIDLANDのどちらを選ぶかは悩んでいます。2万円の価格差を考えると、単純にG-MIDLANDが上位モデルというわけではなく、自分のテネレ700の使い方にどちらが合っているかで決めるのが良さそうです。
ブーツ選びで失敗しないポイント
オフロードブーツは一度購入すると何年も使う装備です。価格も3〜6万円ほどするため、「サイズが合わなかった」「思っていた用途と違った」と後悔したくありません。ここでは、私がショップで教えてもらったことや、実際に使って感じたことをもとに、ブーツ選びで失敗しないポイントを紹介します。
必ず試し履きをする
オフロードブーツは、普段履いているスニーカーとはまったく別物です。そのため、できれば実店舗で試し履きをすることをおすすめします。試し履きでは、単純にサイズを確認するだけでなく、
- 膝を曲げたライディングフォームが取れるか
- シフト操作をイメージして動かせるか
- 足首が痛くないか
まで確認しましょう。歩きやすさだけで判断してしまうと、実際にバイクへ乗った時に違和感を感じることがあります。
サイズはメーカーによって違う
オフロードブーツはメーカーごとに足型が異なります。私が使用しているガエルネ ED PROは、日本人向けの甲高・幅広設計のため、普段履いている26.5cmを選びました。厚手のソックスを履いても窮屈さはなく、サイズはちょうど良かったです。一方で、
- アルパインスターズ
- FOX
など欧米メーカーは細身に作られているため、人によってはワンサイズ上を選ぶ方が履きやすい場合があります。サイズ選びに迷ったら、必ず試し履きをして確認しましょう。
色は茶色がおすすめ
オフロードブーツは泥だらけになることを前提とした装備です。「黒なら汚れが目立たない」と思われがちですが、実際には泥汚れは茶色なので、茶色のブーツの方が自然に馴染みます。私も茶色を選びましたが、多少汚れてもあまり気にならず、とても満足しています。
傷は気にしなくて大丈夫
新品でも小さな擦り傷が付いていることがあります。また、オフロードでは転倒や木・岩との接触で必ず傷が付きます。傷は「ブーツが足を守ってくれた証」と考えて、気にせず使いましょう。傷一つない新品だと逆に傷つけたくないって思う方もいて、あえて傷が付いている方を買う方もいると聞きました。
初心者におすすめのオフロードブーツ3選
ここまで、ブーツの種類や選び方について紹介してきました。それでも、「結局どれを買えばいいの?」と迷う方も多いと思います。そこで最後に、初心者にもおすすめできるオフロードブーツを3足紹介します。
第1位 ガエルネ ED PRO
⭐⭐⭐⭐⭐
こんな人におすすめ
- 林道ツーリング
- 獣道
- トライアルにも挑戦したい
- 初めてオフロードブーツを購入する
私自身が現在使用しているブーツです。歩きやすさと安全性のバランスが非常によく、「何をやるかまだ決まっていない」という初心者にもおすすめできます。林道ツーリングだけでなく、私はトライアルでも使用していますが、不満なく使えています。サイズも日本人向けなので、普段履いているサイズで問題ありませんでした。
リンク
第2位 ガエルネ FASTBACK
⭐⭐⭐⭐☆
こんな人におすすめ
- エンデューロを始めたい
- ガレ場を走ることが多い
- プロテクションも欲しい
FASTBACKはヒンジ機構を採用しており、操作性と安全性のバランスに優れたエンデューロブーツです。林道から本格的なエンデューロまで幅広く対応できます。
第3位 ガエルネ Balance XTR
⭐⭐⭐⭐☆
こんな人におすすめ
- トライアルを始めたい
- 足首の動かしやすさを重視したい
- バイクとの一体感を大切にしたい
ガエルネ Balance XTRは、トライアル向けに設計されたブーツです。モトクロスブーツやエンデューロブーツと比べると足首の可動域が広く、細かな体重移動やステップワークがしやすいのが特徴です。岩場や丸太越えなど、低速で正確なバイクコントロールが求められるトライアルでは、その柔軟性が大きな武器になります。一方で、高速走行時のプロテクション性能はモトクロスブーツほど高くないため、林道ツーリングをメインに楽しむ方はED PROやFASTBACKの方が使いやすいでしょう。
初心者なら私はガエルネ ED PROをおすすめします
もし、「まだ何を一番やりたいか決まっていない。」という方であれば、私はガエルネ ED PROをおすすめします。私自身も林道ツーリングからオフロードを始め、現在はトライアルにも挑戦していますが、ED PROで十分楽しめています。もちろん、
- モトクロスならモトクロスブーツ
- エンデューロならFASTBACK
- トライアルならBalance XTR
というように、競技を本格的に楽しむなら専用ブーツを選ぶのがおすすめです。しかし、初心者のうちは「実際に走ってみたら、自分が思っていたジャンルとは違う楽しさに気付く」ということも少なくありません。そのため、最初の一足は幅広いシーンで使えるガエルネ ED PROを選び、自分のやりたいオフロードスタイルが見つかってから専用ブーツへステップアップするのも一つの方法です。
まとめ
オフロードブーツは、見た目や価格だけではなく、「どんなオフロードを楽しみたいか」に合わせて選ぶことが大切です。初心者の方は、まず自分が走ってみたいジャンルをイメージし、それに合ったブーツを選びましょう。また、ブーツは転倒時のケガを防ぎ、ダメージを最小限に抑えてくれる重要な装備です。決して安い買い物ではありませんが、安全への投資と考えれば十分価値があります。私自身も初心者の頃にショップで相談し、自分に合ったブーツを選んだことで安心してオフロードを始めることができました。これからオフロードを始める方は、ぜひ自分に合った一足を見つけて、安全にオフロードライフを楽しんでください。