軽トラのホイールからタイヤを外す方法【DIYでもできる!必要工具と手順】タイヤチェンジャー編 wing CZ20

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こんにちは、みる(@mill_tesagyo)です。

今回は実家に眠っていた軽トラのタイヤ付き鉄チンホイールを解体屋に出すために、タイヤを外しました。軽トラのタイヤをパンク修理やスタッドレスタイヤを履かせたい時にも、ホイールからタイヤを外す必要があると思います。業者に頼むと工賃がかかりますが、必要な工具と正しい手順を知っていれば、自宅でも可能です。ただし作業にはコツと力が必要なので、安全第一で行いましょう。今回の手順が参考になればと思います。

本記事の内容

  1. タイヤチェンジャーを使った軽トラのタイヤの外し方
  2. タイヤチェンジャーを使って軽トラのタイヤを外すのに必要な工具
  3. タイヤチェンジャー使った場合の軽トラのタイヤを外すのにかかる作業時間
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素人DIYになります。作業は自己責任でお願いします。

必要な工具と道具

以下の工具があると作業がスムーズになります。

必要な工具

  • タイヤチェンジャー
  • 虫ゴム外し

家にあるのは200V用ですが、ご家庭の100Vでも使えそうなタイヤチェンジャーがあったので紹介

作業手順

ここからは実際の作業を説明していきたいと思います。

タイヤチェンジャーの電源を入れる

タイヤチェンジャーを動かすために電源を入れていきます。
タイヤチェンジャーはビードを外したりする際にモーターによってホイールを載せている部分を回転させます。私の環境ではインバーターを接続してモーターの回転が制御できるようにしています。

三菱電機FR-D720Sシリーズ

タイヤチェンジャーは場所を取ります。倉庫の模様替えをする際に移動させたので、今後移動できるようインバーターの線をギボシ端子で取り付け・取り外し可能なようにしました。

インバーターの線

4本あるうち、黒と白でしか線の色が区別できていないため、差し込み口を間違えないよう片方には黄色のテープを張って区別しています。
次に200Vの電源を接続します。

200V電源

家庭に200V電源が無い場合は電気工事屋さんに200V向けのコンセントを作ってもらう必要があります。
最近ではエアコンや電気自動車の充電で200V用のコンセントを備えている家庭も多いと思います。
ご自身の環境を確認し、必要であれば200Vを引きましょう。
最後に右側についているビードを落とす機械用のエアコンプレッサーを接続します。

設置完了の様子

ここまで出来れば作業準備完了です。
最初は慣れないですが、毎回使っていればすぐに作業準備に取り掛かれると思います。
タイヤチェンジャーを移動させないのであれば、コンセントやインバーターとの線は接続したままで問題ないと思いますので、直ぐに動かせる状態だと思います。
ここからは実際の作業をしていきます。

ビードを落とす

タイヤのビードを落としていきます。タイヤチェンジャーを使って落とす方法もありますし、軽トラのホイールのような小径の場合は手作業で落とした方が早いかもしれません。
手作業での落とし方はコチラ

両側のビードを落としたらタイヤチェンジャーにセットします。

タイヤチェンジャーにホイールをセットする

タイヤチェンジャーの中央にホイールを載せて、チャックの爪がホイールに合うよう操作ペダルを踏んでいきます。

左から2番目がチャックを締める操作ペダル
Information

事前にチャックの位置をホイールサイズに合わせておくと、取り付けしやすいです。

上手くホイールがチャックの爪に引っかかったところです。
ホイールを傷つけないために、チャックの爪にプラスチックのカバーをつけています。

ホイールをチャックした様子
ホイールをチャックした様子(拡大図)

タイヤチェンジャーの支柱部分を下げる

支柱・マウント部をホイールまで下げてビードを組み外すようにします。

支柱を下ろす前
支柱を下ろした後

ホイールに支柱の先端部を当てて、支柱をロックします。ロック方法は支柱についているボタンを押し込むことでできます。
支柱の先端にタイヤを載せます。

支柱先端部分拡大写真
タイヤをめくる

タイヤをめくって支柱先端部分にタイヤの耳を載せます。

タイヤの耳を載せた様子

回転ペダルを踏んで、片方のタイヤをホイールから外していく

ここまで準備ができれば、あとは操作ペダルの回転踏みホイールを回していきます。
ホイールが回るとタイヤが外れていきます。

回転操作は操作ペダルの一番右

逆側のタイヤの耳をマウント部分に乗せる

片方のタイヤがホイールから外れたら、もう片方も外していきます。
同じようにタイヤチェンジャーの支柱先端部分にタイヤの耳を載せますが、今度は下側のタイヤの耳を載せることになるので少し力がいります。

タイヤをめくるところ
逆側のタイヤの耳を載せたところ

回転ペダルを踏んで、片方のタイヤをホイールから外していく

ここまで出来れば先ほどと同じように操作ペダルの回転を踏んでタイヤを外していきます。
手で行う場合、この作業が大変ですがタイヤチェンジャーがあればすぐに外すことができます。

タイヤとホイールが外れたところ

支柱のロックを外してタイヤチェンジャーからホイールを外す

作業が終了したら支柱のロックを外してタイヤチェンジャーからホイールとタイヤを外します。

ボタンを押し込むとロック状態
ボタンを引くとロック解除

ここまでの作業でタイヤとホイールを外す一連の作業は完了です。

注意点

ここでは今回行ったタイヤ外しで注意するとよいとことをまとめました。

注意点

  • 無理な力を加えるとホイールやチューブを傷つけます
    特にタイヤチェンジャーは機械的に力を加えるので、作業前に問題ないか確認しましょう
  • アルミホイールの場合は特に養生をしましょう
  • 古いタイヤは割れやすく、外すのに時間がかかります

作業が難しい場合

もし道具がない場合や力に自信がない場合は、タイヤショップやホームセンターに依頼するのが安全です。
ネットで事前予約できる店舗もあります。

ネットで事前予約できる店舗

  • 楽天Carタイヤ交換サービス
  • タイヤフッド(TIREHOOD)

まとめ

軽トラのホイールからタイヤを外す作業は、専用工具があればDIY可能です。
ただし力がいるのでタイヤチェンジャーが設置できる環境が整っているのであれば、タイヤ交換の回数と相談しながら購入を検討してみてはいかがでしょうか?
特に田舎は一人一台車を持っている家庭が多いと思いますので、タイヤを交換する頻度も多いと思います。私も田舎暮らしですが、タイヤを交換する機会が多い+趣味もあったので知人からいらなくなったタイヤチェンジャーを譲ってもらいました。

🔧 あると便利な工具・ケミカル

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  • クロスレンチ
    純正レンチより力が入りやすく、ナットが固着していても外しやすいです。
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  • フロアジャッキ(2tクラス)
    軽トラにも使いやすい小型フロアジャッキ。純正ジャッキより安定し、作業効率が大幅に上がります。
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