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こんにちは、みる(@mill_tesagyo)です。
今回は不要になったプレハブを貰ったので、プレハブを改造(今風に言うとリノベーション)をしてバイク用品が置ける小さな倉庫にしました。
倉庫が欲しいけど、値段が高くて…と思っている趣味人の人は多いと思いますので安く上げる方法の一つとしてリノベーションに挑戦してみてはいかがでしょう!
本記事の内容
- 中古プレハブ小屋のリノベーション方法
- 中古プレハブ小屋のリノベーションにかかった費用・時間
貰う前のプレハブの状態確認
話があった時、田舎なので置く場所だけはあるということでプレハブを見に行きました。

ブロックを設置して、その上にプレハブ物置を置くという一般的な状態です。
ただ年数もたっているので錆やらなにやらが色々出ています。外観を一通り見た後、大きさも測りました。


高さ方向は不問なので測っていないです。
寸法を測った結果はコチラ

全体像(搬入後しか写真が無かったのでコチラを参照)

手前にある波板はプレハブの上についていた屋根になります。
水漏れすることはないと思うのですが、念のために着けていたものと思われます。
今回運んでもらう際に経年劣化でボロボロになっていたので外してもらいました。
倉庫用途では広さに申し分なく、ドアと窓がついており空気の入れ替えも楽そうだったので貰うことにしました。
(欲を言えばシャッターとかついてバイクが入れれると嬉しかったのですが、お金があれば後付けします)
プレハブの設置手順
次はプレハブを移動してもらって設置をしていく必要があります。
プレハブがキチンと置けるように、色々準備をしていきました。
地面を固める
柔らかい地面の上に置いた場合、プレハブが傾いて危険です。
そのためにプレハブを置く地面がしっかり固くなっているか確認が必要です。
今回置く場所は家建てる際に転圧して固めてある場所なので、問題なくクリアしています。
もし土の上に設置する場合は、一度地面を固くする(転圧)するなり地面を掘ってコンクリを流すなりした方がいいです。
ブロックの設置
次にプレハブを載せるブロックの設置をしていきます。
プレハブを下見したときにコンクリートブロックの上に乗せているだけだったので、今回もホームセンターでコンクリートブロックを買って置きました。
ブロックを置く際は水平をなるべく取って、プレハブがちゃんと全部のコンクリートブロックに設置できるようにしましょう。
今回はこのようにコンクリートブロックを設置しました。

寸法は書いていないですが、大体等間隔で並ぶようにしています。
ただし、設置個所がもろくなっている所は避けて置きます。
プレハブを置いてもらう
置く場所の準備が出来たら、いよいよプレハブを置いてもらいます。
今回はプレハブの輸送と設置(クレーンで下ろしてもらう)をしてもらいました。


無事に設置ができたので、家の2階から全体を見てみます。

ここまで出来ればまずは安心です。
クレーン業者の手配などがある意味一番大変な作業でした。この後は自分のペースでリノベーションをしていくだけなので、気が楽ではあります。
プレハブ小屋をリノベーションに必要な道具
無事に設置できたのでプレハブ小屋をリノベーションしていきます。
今回リノベーションに使った道具を紹介します。
今回のリノベーションで使用した道具
- バール:内装を剥がすのに使用
- インパクトドライバー:ビスを付けたり外したりするのに使用
- ペンキローラー:屋根と外壁を塗るのに使用
- ローラーの延長持ち手:屋根を塗ったり壁を塗ったりする際に作業がしやすくなる
- ローラー受け皿:ペンキを流してローラーを使うのに使用
- 防錆ペンキ:サビ止め用に上から塗る(※屋根と側面で色を変えました)
- 長めの脚立(ハシゴ):屋根に上るのに使用
- 充電式ライト:夜間作業する場合に使用
- コンパネ:床を張るのに使用
- OSB合板:壁の内装として使用
- ブラインドカーテン:窓にブラインドをつけるのに使用
実際の作業
それでは実際の作業に入っていきます。
屋根に上についていた木製の屋根を解体する
最初は屋根に上についていた手作り屋根の解体です。

手前にあるポリカーボネートで作られているのがプレハブの上に載っていました。
下ろす作業はプレハブを設置した際に行ってもらったので、ここから一つ一つビスを抜いていって、木材と金属に分け、木材は細かく切っていきます。
木材を切る際にはレシプロソーもしくは小型のチェンソーがあると便利です。


最初はバールを使ってポリカーボネートの屋根をひたすら剝がしていきます。

屋根を剥がし終えたら、今度は木材についているビスを取りつつ、レシプロソー・チェンソーを使用して細かく切っていきます。一通り解体が終わり、資源センターに解体後の木材を持っていき処分します。
処分が無事終わり、プレハブ本体のリノベーションをしていきます。
屋根を錆止めペンキで塗る
手作りの屋根を上に乗せていたこともあり、年数に対して屋根は奇麗な状態でした。

シリコンタフは錆の上から直接塗れるということで、そのまま塗っていきます。


ペンキを塗る際は奥から塗っていかなければなりません。
特に屋根を塗る場合、ハシゴの位置を最後にしないと塗り終わった段階で降りれなくなる。ということにもなりかねませんので、塗っていく順番は事前に決めておきましょう。
(そんなことあるわけないじゃん、って思う方が多いと思いますが、作業しながら考えるのは意外と忘れたりすることもあるので、事前準備が大事です。夏の暑い日の作業では特に重要)
余ったペンキでベンチを塗る
ペンキが余ったので、ベンチを塗りました。
鉄用と書かれていましたが、すでにボロボロの木製ベンチだったのでペンキの処分代わりに塗っています。

塗装するだけでもだいぶ見栄えが違ってきますので、ペンキが余った際は何か色あせているものがないか探すのもいいかもしれません。
内装を剥がしていく
次に内装を剥がしていきます。
内装は化粧板がつけられている状態でしたが、長年使っていないこともあり汚くなっているので全て取り外します。


特にこの辺はシミが酷く、直ぐにでも剥がしたい状態です。

内装剥がしはバールを使って一気に行います。
天井から剥がしていますが、断熱材が入っており事務所として使用していたのだと推測できます。


天井を剥がす時は上から木くずや色々なものが落ちてくるのでゴーグルや防塵マスクをつけた状態で行いましょう。

ここまで剥がすと細かくなっている木材や内装部分を分けておき、資源センターに持っていきます。
これで下準備は完了です。
床と壁面に合板を打ち付けていく
いよいよ合板を打ち付けていきます。

夜涼しいうちに作業したほうがいいと思ったので、マキタの充電式LEDライトを使って作業を進めました。(左端の明るい光源がライトです)

荷物を搬入していく
一通り合板を張った後は荷物を搬入していきます。


下に出ているネズミ色のラックは家にあったサビているラックを塗装したものになります。


錆止めスプレーで塗装しました。
ラックにはスプレー類を収納します。

収納がすべて終わった後の全体像です

我ながらキレイに収納できているんじゃないかと思っています。
かかった費用と作業時間
今回かかった費用と作業時間はコチラ
費用と作業時間
- 費用:291,263円
(工具がすでにある場合は材料費のみなのでかなり安くなります)- プレハブ輸送費:150,000円
- コンクリートブロック:218円 × 16個 = 3,488円
- バール:2,598円
- インパクトドライバー:15,980円
- ペンキローラー:499円
- ローラーの延長持ち手:1,998円
- ローラー受け皿:779円
- 防錆ペンキ:719円 × 5個 =3,595円
- 長めの脚立(ハシゴ):27,980円
- 充電式ライト:15,980円
- コンパネ:14枚セット = 7,598円
- OSB合板:3,398円 × 12枚 = 40,776円
- ブラインドカーテン:4,998円 × 4個 = 19,992円
- 作業時間:3週間
(プレハブ設置から、荷物搬入までの期間です。隙間時間にやっていたので結構かかりました)
既製品を購入して取り付けるのとどちらが安いか
プレハブの値段ですが、今回頂いたサイズをナガワで新品購入した場合100万円を超えてしまいます。


この場合レッカー費用等が含まれていないので、実際にはもっと高くなる可能性があります。
それに比べて材料費はかかるものの、自分で行った場合は3割に抑えられるのでかなりお得にできました。中古の場合でも、半額で修繕できたので非常に安く仕上がりました。
どうしても倉庫が欲しいという方は、中古プレハブを購入してDIYでリノベーションするという選択肢も入れてみてはいかがでしょう。