【ツーリング】自分のバイクで行きたい!沖縄へのバイクツーリング方法【自走】

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こんにちは、みる(@mill_tesagyo)です。
私はツーリングが趣味の一つですが、せっかくなら沖縄も行ってみたい!
ということで2024年~2025年の年越し沖縄ツーリングをしました。
記録の一つとして、私が沖縄にバイクで上陸した方法について書いておきます。
「鹿児島佐多岬の先までいって日本全国回りたい!」ってライダーの参考になれば幸いです。
(そもそも沖縄自走って考えている人はサッサと上陸してそう…)

自分のバイクで沖縄に行く方法

こちらは鹿児島から出ている

  • マリックスライン
  • マルエーライン

というフェリー会社から出ている鹿児島~沖縄間のフェリーを使うのが一番使われている方法かと思います。
実際、私も今回マリックスラインを使用して沖縄ツーリングを実施しました。
どのように沖縄ツーリングをしたのか具体的に説明していきます。

船の予約

まずは自分の決めている日程に合わせて船の予約をします。
マリックスラインとマルエーラインは毎日交互に鹿児島~沖縄間を運航しているので
ホームページの運航表を見ながら自分の日程にあったタイミングで出航しているフェリー会社に予約します。
予約方法は

  • 電話予約
  • ネット予約

の2種類ありますが、ネット予約だと2等寝台Bという雑魚寝スタイルの部屋しか予約できないので
個室だったり簡易ベッドが希望の方は電話予約になります。
私も今回は電話予約で船の予約をしました。

予約時のグレードはどの部屋がいいかについて

フェリー会社によりますが、私が使ったマリックスラインでは

  • 特等席
  • 1等席(1名部屋)
  • 1等席(2名部屋)
  • 2等寝台A
  • 2等室

の4つがありました。
何を優先するかによりますが、学生さんのような「絶対に安くいく!」が第一優先になると2等室一択です。
次にある程度のプライベート空間で寝れる環境が欲しいけど、旅費は安くしたい。というタイプは2等寝台Aがおススメ。
私も上の考えで2等寝台Aを選択しました。特等席と一等席は完全個室になってるみたいですので、よりプライベート空間が欲しい方でお金に余裕がある方は選択肢に入ると思います。

ツーリングの準備として

鹿児島~沖縄間のフェリーは大きさが新日本海フェリーや瀬戸内海のオレンジフェリーに比べて小さいです。
また東シナ海など外洋で揺られること25時間(途中の島での荷揚げ荷下ろしに時間がかかればそれ以上)船で揺られることになります。
何が言いたいかというと、船酔い対策はしすぎることに越したことはないです。
実際私が持って行ったツーリングの薬たち一覧です。

薬の中身

色々持って行ってますが、実際飲んだのは

  • ネイチャーメイドマルチビタミン&ミネラル
  • 酔い止めドロップ

の2つ。特に酔い止め薬はトラベルミンと酔い止めドロップを持っていきましたが、トラベルミンは1日3回までかつ4時間おきに飲む。ということで25時間ずっと飲めず、空白の時間帯ができます。
それに比べて酔い止めドロップは1日6回まで、4時間置き。と24時間継続させつつ飲むことができますので、個人的には酔い止めドロップを勧めます。
実際、マリックスラインで売られていた酔い止めも同じものでした。
(ある意味公式が勧めている酔い止めドロップなのかも)

ツーリング時の服装について

今回、年末年始の冬の寒い時期に行きました。
本土と沖縄では気温差もあるので、ラフアンドロードのオールシーズンジャケットを使用。

鹿児島まではインナージャケット装着+ユニクロウルトラライトダウンで自走。(気温7度とか)
沖縄着いてからはインナージャケットを外して、ベンチレーション全開で走る。(気温20度近くあります)
で対応しました。バイクだと荷物も多く持っていけないので、1着で着まわせるオールシーズンジャケットは重宝します。

乗船までの流れ

乗船までの流れと書きましたが、一番大変なのが鹿児島新港まで自走で行くこと。
本土最南端の佐多岬もすぐそこというロケーションになるので、自宅のある場所によっては一番のツーリングになる工程かと思います。
実際私も500kmほどはありましたので、一番ツーリングした感出てます。

年末年始の貴重な休みを使って最果てまで行く方々。思ってた以上にバイク乗りがいました。

鹿児島新港に着いてから

港まで着いたら受付をします。乗船する人の受付は12:00~ですがバイクの受付が16:00~17:00と短い時間になっているので、時間は確認していったほうが確実です。
私は14:00くらいに行きましたが、そのあと港付近で時間を潰すところもなく待合室でひたすら時間を待ってました。
コンビニも歩いて10分ほどはかかるので、自走してきてから観光って気力がある人はどうぞ。
ちょっと歩けば「海の展望台」という広場があり、桜島を拝むことができます。

受領したチケットはコチラ。この時期は22,840円かかってます。これプラスでバイクの輸送費です。

バイクを引き取る際のチケット。ちゃんとなくさないように持っておきましょう。

マリックスラインには

  • クイーンコーラルプラス
  • クイーンコーラルクロス

の2種類の船がありますが、今回はクイーンコーラルクロスでした。

船内の様子

乗り込んだ後、実際の船内の様子を移動している風景と一緒にお伝えしたいと思います。

鹿児島新港〜奄美大島

私が船に乗った中で上り下り共に船が一番揺れた区間です。
特に行きは3m程度の波でしたが廊下を歩くのにチョットバランスがいるくらいには揺れました。
ベッドに横になっても上下に動くことがはっきりわかるくらいには揺れます。

食事の時間はこの通り。
鹿児島発→沖縄行の場合、夕食→朝食→昼食を食べて、夜に那覇に到着です。

アルコール類も売ってますが、購入する際に免許証かマイナンバーが必要になります。

船酔いしないから大丈夫!って方はぜひ。
あと、ほとんどの人は那覇到着してから自走すると思いますので、飲むタイミングはお早めに。
(私は船の揺れ具合が分からなかったので購入は控えました)
ほかの自販機ではドリンクや酔い止め、お菓子などが売ってました。

ちょっとお高いのと売り切れの可能性もあるので、事前に購入して持ち込んだほうが安全。

コイン式ロッカーがあります。貴重品はコチラに預けることが可能。
バイク乗りは貴重品って言ってもカギと財布とスマホくらいだと思うので常に持ち歩いたほうが楽。
そして節約になる。

船の中で一番落ち着けるビューシートと呼ばれるエリア。
夜間は航海のためカーテンが下りてましたが、翌朝にはカーテンが開いて
室内からきれいな海を眺めることができます。

また、ビューシートではアロマが焚かれていて、良い香りに包まれながら海を眺めることができます。

ビューシートだけでなく、船内のフロアにも大きいアロマが置かれてました。

(ここからいい香りがする。)

食事について

食事は現金を券売機に入れて買うスタイルです。
なので乗船前にある程度の現金を持っておきましょう。
現金がないと食事ができないです。。。(1日なので我慢できなくもない?)

この日の夜はとんかつを食べました。
そして朝定食(和食)はコチラ

ご飯、みそ汁、塩鮭に漬物と海苔までついてます!
船の上で温かいご飯が食べられるってのがうれしいですね。
お昼はコチラ。

チキン南蛮定食です。
24時間船って聞いて大丈夫かなって思いましたが、食事もしっかりとれるので意外と快適です。

寝室の様子(2等寝台A)

1日を過ごす寝台の様子です。カーテンで仕切られてプライベートが確保されてます。
2等室は昔ながらの雑魚寝スタイルなので、ツーリングで疲れた体を癒しつつコストを抑えたいって方には2等寝台Aが最適。

シングルベッドで上下で分かれています。

ベッドにエアコンの排気口が取り付けられているので、暑い寒いはそれほど気にしなかったです。
この排気口は動かすことができるので、備え付けのハンガーにバスタオルを掛けて風を当てつつ乾かしました。

1口コンセントとライトも完備。
寝て過ごしたい方はこれで1日過ごせます。
(ただ揺れるので船酔い弱い人はスマホ厳禁)

最終那覇

那覇は長いです。乗船が17時くらいだったので都合26時間は船の中です。

人工の光が見えると安心します。

かかった費用:32,790円

今回鹿児島から沖縄に行くまでにかかった費用はこの通りです。

  • 運賃:22,840円
  • バイク輸送費:7,250円
  • 食費(3食):2,700円(朝:700円、昼:1,000円、夕:1,000円)

往復にすると32,790円×2=65,580円。
LCCの羽田~沖縄間が最安10,000円台からって考えるとかなり贅沢な旅になってます。

沖縄自走はフェリーにバイク載せていこう!

北海道に比べて情報量が少ない沖縄自走ツーリングですが
フェリーが出ているので本州~九州、北海道に行く感覚で割とすんなり行けました。
以前沖縄行ったときはスクーターを借りて回りましたが、今回自分のバイクってこともあり
気軽に色々行くことができました。
いい道がある一方、沖縄本土だけであれば3,4日あれば十分にスポットを回れるので、GWなどの大型連休を使っていくのがいいかもしれません。
個人的に次に行くのは首里城が復元してからかなと思ってます。
(2024年時点では復元途中、完成は2026年予定とのこと)