【HONDA】ホンダPCX125(JF56)は使い勝手も良くクラス最高の高級感もあるスクーター【JF56】

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こんにちは、みる(@mill_tesagyo)です。

今回はninja1000をバイク屋さんに預けたので代車として出してもらった
ホンダ(HONDA)PCX125の使い勝手について書いていきます。
通勤用やセカンドバイクとして125ccクラスが欲しい方、是非参考にしてみてください。

本記事の内容

  • ホンダ(honda)PCX125の使い勝手について

スペック

主要諸元はコチラ

通称名PCX
車名・型式ホンダ・EBJ-JF56
全長×全幅×全高(mm)1,930×740×1,100
軸距(mm)1,315
最低地上高(mm)135
シート高(mm)760
車両重量(kg)130
乗車定員(人)2
最小回転半径(m)2.0
エンジン型式・種類JF56E・水冷 4ストローク
OHC 単気筒
総排気量(cm3124
内径×行程(mm)52.4×57.9
圧縮比11.0
最高出力(kW[PS]/rpm)8.6[12]/8,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)12.0[1.2]/5,000
燃料消費率
(km/L)
国土交通省届出値
定地燃費値
53.7(60km/h定地走行テスト値)
<2名乗車時>
燃料消費率
(km/L)
WMTCモード値
(クラス)
50.6
(クラス1)<1名乗車時>
燃料供給装置形式電子式<電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)>
始動方式セルフ式
点火装置形式フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑方式圧送飛沫併用式
燃料タンク容量(L)8.0
クラッチ形式乾式多板シュー式
変速機形式変速機形式
変速比
1  速
2.600〜0.820
キャスター角(度)/トレール量(mm)27°00´/86
タイヤ 前90/90-14 M/C 46P
タイヤ 後100/90-14 M/C 51P
ブレーキ形式 前油圧式ディスク
ブレーキ形式 後機械式リーディング・トレーリング
懸架方式 前テレスコピック式
懸架方式 後ユニットスイング式
フレーム形式アンダーボーン

外観・装備について

試乗する前に外装や装備を見てみました。

125ccクラス中で高級感がある外装

まずは車両全体の写真から

正面より全体画像
車両右側より全体画像
車両左側より全体画像

今回はお借りしたPCX125の外装カラーは「ポセイドンブラックメタリック(NH-B25M)」というカラーでした。
写真で見るとわかりにくいのですが、メタリックのブラックに青系のラメが入っており
普段オバちゃんたちが乗っているスクーターとは違う高級感のある仕上がりになってます。

ポセイドンブラックメタリック

シートも一昔前のDioについているようなシート(下画像)のようなツルツルしてそうなシートではなく
滑りにくい素材を使用しており高級感があります。

Dioの純正シート
PCXのシート
PCXのシート

リアからの造形も少し凝っており、野暮ったいイメージはないです。

テールランプ周り

収納はスクーターとして十分な機能はある

次に収納ですが、まずはシート下の収納スペースから

シート下の形状

シート下の形状については少し凹凸が多いかなという印象です。
しかし2Lペットボトルを入れた際の余裕具合から、普段使いとしては十分な機能を持っていると
考えてもよいでしょう。

2Lペットボトルを入れた時

次にホームセンターなどで売られているジェットヘルメットを入れた様子

ジェットヘルメットを横に入れる
ジェットヘルメットを縦に入れる

横でも縦でもジェットヘルメットをは入れれました。しかしサイズがピッタリなので
例えばインカム付きのジェットヘルメットやフルフェイスヘルメットだと入らないと思います。
またヘルメットを入れた後のスペースがあまりないので、長距離ツーリングでお土産たくさん買う際は注意です。
次にフロント左側の収納を見ていきます。

収納扉を開ける前

収納扉の右上についている溝部分を軽く押してあげると収納扉が開きます。

収納扉を開けた後

中は1kgの物が収納できる小物スペースがあります。
また12Vシガーソケットがついているので、スマホの充電をしたい時に電源を引っ張ってくることができます。

シガーソケットがついている

鍵が少し複雑

昔のスクーターは鍵をひねってセルボタンを押せば直ぐ発進、という使用でしたが
PCXのカギは少し複雑になっています。
まず鍵を鍵のマークがついている所までひねって抜くと、写真のように差し込み口が閉まります。

差し込み口が閉まっている状態

この状態から右下の六角形に部分に、鍵の六角形の部分を合わせて右にひねります。

シャッターを開けるための部分
このように合わせて右にひねる

そうするとシャッターが開き、鍵穴に鍵を差し込むことができます。

鍵穴を差し込むところ

近年、バイクの盗難事件が多発しているので、このように防犯対策をメーカー側も行っていることが分かります。

シートとガソリンコックは鍵の横についているボタンを押して開ける

シートとガソリンコックは鍵の横についてる「FUEL」「SEAT」というボタンを押して開けます。

FUEL、SEATボタンを押す
ガソリンコックを開いたところ

バーハンドルはカスタムパーツのようなクロームになっている

ちょっと驚いたのがハンドル周りです。
普通のスクーターはカバーがついててモッタリした感じになってしまうハンドル周りですが
PCXは純正でクロームのバーハンドルがついています。

クロームハンドル

カスタムバイクっぽくて非常にかっこいいです。
メーターは中央に視認性の良い大きいスピードメーターとガソリン・トリップが見えるパネルを用意しています。
基本的な装備を見たので、次は実際に走ってみて気になったところを書いていきます。

走行性能について

アイドリングストップはやはり燃費がイイ

PCXの走行性能で一番気になる所は、バイクで装備している車両が少ないアイドリングストップではないでしょうか?
右ハンドルのボタンに「IDLING」と「IDLING STOP」のスイッチがあり、このスイッチを押すことで
アイドリングストップを行うか行わないかを切り替えることができます。

アイドリングスイッチ

アイドリングストップ有効時はメーターに「A」というランプがつきます。

アイドリングストップ有効

車でアイドリングストップ車を乗っている方なら同じマークですので、なじみがあると思いますが
バイクにアイドリングストップのマークがついているのはずっとバイクを乗ってた人間からすると
不思議な感じがします。
今回アイドリングストップを使用した状態で郊外のバイパスや道を走りましたが、実燃費は47.4km/Lでした。

燃費

メーターに平均燃費が映るので、それを参考にしています。
WMTCモード値が50.6km/Lですので、それほどズレていないと思います。

マフラーの音が割と大きいけどアイドリングストップで迷惑を最小限にできる!

PCX125を普通の50ccのスクーターと思って乗り始めましたが、マフラーの音が意外と大きいです。
大きいというより低音があるといった方がいいでしょう。
例えば通勤で朝早くから住宅街を抜ける必要がある場合、ちょっと気にするかもです。
ただ、ストップアンドゴーが多い場面で使うことの多い通勤場面ではPCXのアイドリングストップ機能が便利でなるべく音を出さずに住宅街を抜けて、幹線道路では気持ちよく加速する。
という毎日の通勤が楽しくなるような使い方ができます。

アクセルひねった直後の出だしは遅い

PCXに限らずスクーター全般に言えることですが、アクセルひねった直後の出だしは遅いです。
青信号直後から飛ばすバイクではないので、割り切って使いましょう。
一度速度が乗ると法定速度までの加速は良いです。少し流れの速い下道でも流れに乗っていけます。
(追い越しは無理だと思う)

取り回しは良く、都会のすり抜けから田舎の細い道まで使いやすい

これも小型バイク+AT車の良い点ですが、道の細い田舎道が走りやすいです。
軽快に回ってくれますし、離合するときも端に避けやすい。
道を間違えてUターンするときも、足つきもいいからすぐにUターンできます。
坂道で自信がない場合も、降りてバイクを押せばUターンできるので、使い勝手は非常にいいです。

田舎道を走った様子

まとめ:PCX125はクラス最高級の所有欲を満たしてくれるスクーター

実際に使用してみてPCX125を購入する層を考えてみました。
おそらく普段は大型バイクに乗っていて、通勤は125ccにしようかなと思ってる方や
車をメインで楽しんでいるけど、経済面を考えて足に125cc欲しい。でもかっこいい奴がイイ。
というような車・バイク趣味の人が使うセカンドバイクみたいなイメージでした。
一方で田舎のオバちゃんたちが乗るには少しオーバースペックかもしれません。
(アイドリングストップなんてしたら、「あれ!エンジン止まっちゃった!」と店舗に駆けつける絵が浮かびます)

セカンドバイクにカブとPCXどっちを選ぶか

125ccセカンドバイク論でホンダ永遠の課題であるカブとスクーター。
セカンドバイクを弄らない・足として割り切って使う。とするならメットインやシガーソケットが純正でついているPCX。
少しでもバイクとしての遊びが欲しい、チョットした林道走ってみたい。ギアチェンジしたい。
というならパーツも豊富で遠心クラッチでギアチェンジできるカブですね。
私個人としてはセカンドバイク買うならカブです。(すごい田舎なのでカブの方が風景に溶け込む)