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こんにちは、みる(@mill_tesagyo)です。
今回は実家で眠っていたホンダ・アクティのエンジンオイル交換とオイルフィルター交換を行っていきます。
農作業用で低いギアでエンジンを回したり、チョコ乗りが多くエンジンにとってはシビアなコンディションになりやすい軽トラなので、しっかり整備していきます。
本記事の内容
- ホンダ・アクティのエンジンオイル交換/オイルフィルター交換の方法
- エンジンオイル交換/オイルフィルター交換に必要な工具
- エンジンオイル交換/オイルフィルター交換を行った際の作業時間
オイル交換/オイルフィルター交換に必要なもの
オイル交換/オイルフィルター交換を行うのに必要な道具を並べました。

必須工具一覧
- エンジンオイル
今回は写真に映っているカストロールGTX10w-30を使用します。
(ウェイクのオイル交換の時に使ったオイルです) - ソケット一式。(3/8sq or 1/2sq)
エンジンオイル交換時、ドレンボルトはM14/オイルフィルターカップレンチは3/8sqの差し込み口がほとんどなので、3/8sqで揃えるのがいいです。 - オイルフィルターカップレンチ
オイルフィルターを変える時は必須。フリーで変換できるタイプとサイズが決まっているタイプの2つありますが、まずはフリーで変換できるタイプを買った方がいいです。
(オイルフィルターのサイズが分かっているならカップレンチの方が力は入れやすい) - オイルジョッキ
新品のオイルをエンジン内部に注ぐ際に使用します。
車は3L~オイルを使用するので、自分の車にあったオイルジョッキを選びましょう。 - オイル受け(受け皿)
ドレンボルトを緩めてオイルを抜く際、古いオイルをためておく受け皿です。
あると便利な工具
- トルクレンチ
ドレンボルトとオイルフィルターを締め付ける時に、適切なトルクを掛けるのに使用します。
特にドレンボルトはオイル漏れを心配してオーバートルクで締め付ける人が多いみたいなので、トルクレンチがあるといいです。
ドレンボルトを締めすぎてオイルパンのネジをダメにした場合、結構修理費用が掛かるので、自信のない方はトルクレンチを使用しましょう。 - 持ち手の短いラチェット
ドレンボルトを緩める際、車両下での作業になるので他の場所に干渉しないような
短いラチェットを用意すると便利です。 - オイルフィラーキャップ外し
オイルフィラーキャップが固いことがあり、また力の入りにくい場所にあります。
キャップ外しがあれば、少ない力で緩めることができるので便利です。 - サイズが調整できるオイルフィルターレンチ
初めてフィルター交換する場合、どのサイズのオイルフィルターがついているか不明なため、サイズ調整できるフィルターレンチがあると便利です。 - 車用スロープ
私が実際使ったのですが、ジャッキ+ウマで車体を上げようとした場合
ウマの高さが高いと、ウマ掛けるまでの高さまでジャッキアップできません。
そのためスロープを用意して車両フロント側を上げることによりドレンボルトを緩める隙間を作ります。 - オイルジョッキのロングノズル
車によってはエンジンオイルを入れるオイルキャップ部分が入り込んだところにある場合があります。
ロングノズルがあればオイルをエンジンルーム内部にこぼすことなくオイルを流せるので
一度ボンネットを開けてオイルキャップがどこにあるか確認しておきましょう。 - 廃油捨て段ボール
抜いたオイルを処分する際、燃えるゴミに出す場合は廃油処理箱(廃油ポイ)を用意しましょう。
私は廃油を空きペール缶に集めて知り合いの自動車屋さんに持っていきますので用意していませんが、特殊なケースだと思いますので廃油処理箱の用意は必要です。 - 段ボール
オイル交換時、オイル受け皿の下に敷いて地面にオイルが飛び散るのを防ぎます。
特に賃貸でオイル交換しようとする方は近隣の迷惑にならないよう、オイルが地面に落ちるのを段ボールなどで防ぎましょう。
アクティは車両を上げなくてもドレンボルトとオイルフィルターにアクセスできるのでジャッキなどは必要ありませんでした。
もし一般的な乗用車や軽自動車のオイル交換も自分でしたい場合はジャッキが必要になります。
実際の作業
アクティはジャッキが必要ないので、いきなりドレンボルトを緩める工程からスタートです。
ドレンボルトを緩めて、オイルを抜く
ドレンボルトを緩めていきます。

M17なので、ソケットを使って緩めます。
前オーナーがガチガチに締めつけていたのか、簡単に緩められなかったのでエクステンションを組み合わせて力がかかるようにして緩めました。

オイルを抜いている所です。



前にオイル交換をしたのが何時なのか分からないので比較できませんが、明らかにオイルが汚れていることが分かります。
エンジンオイルを交換しないとコチラのような問題が発生するので、ちゃんとオイル交換しましょう。
エンジンオイルを交換しないことによる問題
- エンジンの焼き付き
潤滑性能の低下により、エンジン内部の金属部品同士が直接こすれ合い、焼き付いてしまう可能性があります。 - 燃費の悪化
摩擦が増加し、エンジンの効率が低下するため、燃費が悪化する可能性があります。 - エンジンの異音
潤滑不足により、エンジン内部で異音が発生する可能性があります。 - エンジン故障
最悪の場合、エンジンが故障し、高額な修理費用が必要になる可能性があります。
オイルを抜く際、下に段ボールなどオイルが地面に付着しないよう敷物を敷くと後で掃除が楽になります。
ドレンボルトを締める
全て抜き終わったらドレンボルトを締めます。

本当はドレンワッシャを交換したほうがいいのですが、手持ちがなかったのでそのまま使用します。
ドレンボルトを緩める際、ソケットがちゃんと入っていなかったのか少しボルトの頭を舐めていました。
次回オイル交換する際にドレンボルトも一緒に交換しようと思います。

オイルフィルターを交換する
オイルフィルターを交換する場合は、新しいオイルを入れる前にフィルターの交換をします。
オイルフィルターは青色の筒のパーツになります。

今までディーラーなどでオイル交換をしている場合、ついているフィルターのサイズが不明なため
サイズが調整できるタイプのオイルフィルターレンチを持っておくことをおすすめします。
左が外したオイルフィルター、右が新品のオイルフィルターです。
どちらも65mmのオイルフィルターカップで取り外し・取り付けできました。


新しいオイルフィルターはコメリに売っていたPX-6というオイルフィルターになります。
軽トラやカブなどの農耕用に使いそうな乗り物はホームセンターで消耗品がほとんど揃うのが嬉しいですね。

オイルフィルターを取り付ける際は、ガスケットに新しいオイルを塗って取り付けます。


このままだと垂れたオイルで汚れているので、パーツクリーナーで周りを洗浄します。
使用したパーツクリーナーはコチラ👇

パーツクリーナーで汚れを掃除した後のオイルフィルター周り


オイルが滲んでいたりすると車検に通らない可能性があるので、キレイにしておきましょう。
抜いた廃油を処分する
出てきた廃油は各々処分します。普通の家庭であれば廃油ポイなどの段ボールに入れて処分するのが一番手っ取り早いと思います。
私は近くに廃油を引き取ってもらえる店がありますので、ペール缶に廃油を集めて溜まったら引き取ってもらうようにしています。
ペール缶に廃油を入れる際、写真のように注ぎ口を広くしておくとオイル漏れの心配が減ります。

オイルフィラーキャップを緩めてオイルを入れる
ここまで出来れば新しいオイルを注いでいきます。
今回はオイルフィルターも変えたので、約2.7Lのオイルを注ぎます。

エンジンオイルの注ぎ口は。車両左側の後方にあるコチラの注ぎ口になります。

開けるとこんな感じになっています

エンジンオイルが入っているかレベルゲージで確認する
エンジンオイルが交換できたらレベルゲージでオイルが入っているか確認します。
まずはレベルゲージを抜いてオイルを拭きます。

ネジを回す要領で回して、レベルゲージを抜きます。


その後、レベルゲージを奥まで入れて抜きます。

上と下に溝が掘られているので、その間にオイルが付着していればOKです。
確認したらレベルゲージを戻します。
少し走行してオイル漏れがないか確認する
最後に少し走行して、オイル漏れがないか確認しましょう。
走って帰ってきて、車を止めていたところにオイルが漏れてなければOKです。
始めてオイル交換をして心配な方は、ガソリンスタンドなどでオイルが漏れていないか見てもらいましょう。
かかった費用と作業時間
今回かかった費用と作業時間はコチラ
費用と作業時間
- 費用:1,080円
- オイルフィルター:1,080円
- 作業時間:0.5h
ジャッキアップの必要が無いので、外す場所が分かっていればすぐに終わります。
車屋さんでやってもらうのとどっちが得か
いつも車屋さんでは3000円で交換してもらってました(これもかなり安い部類だと思いますが)
正規ディーラーとかだと6000円とかでしょうか、その工賃を自分でやることで削減できます。
工具を最初から揃えて、20Lペール缶でオイルを購入しても3万円あれば揃うので、5回オイル交換をしたら元は取れると思います。
1回5,000kmとして25,000km走行時のオイル交換で元は取れます。
車維持費が大変って方はチャレンジしてみてください。